16日から植物性由来の商品を発売する(9日、東京都港区)

ファミリーマートは9日、植物性由来の原料を使ったレアチーズケーキやパン、おにぎりなど5品を16日から発売すると発表した。卵や乳製品など動物性由来の原料は使わない。大豆由来の原料やエンドウ豆を採用することで、甘みや食感を再現した。消費者の健康志向や環境意識の高まりに対応する。

全国約1万6300店舗で取り扱う。スイーツの「植物生まれのレアチーズケーキ」(280円)は、乳製品を使わずに大豆やアーモンド由来の原料を組み合わせてチーズの風味を再現した。おにぎりの「植物生まれの鮭とノンエッグマヨソース」(145円)はエンドウ豆から生成したサケ風のフレークを使用している。

ファミマが植物性由来の商品群を発売するのは、今回で3回目。これまでも豆乳由来の原材料を使ったティラミスや大豆素材を使ったモンブランなどを販売していた。卵や乳製品の食物アレルギーがある人でも食べられることから話題になっていた。

ファミマは2024年秋や冬にも植物性由来の商品を投入する。ファミマ商品部の林田文裕氏は「市場全体で、植物性由来や(アレルギー体質向けの)アレルゲンフリーの食品が増えてきている。多様な価値観に対応して、食の選択肢を広げたい」と述べた。

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