健康志向の弁当など付加価値のある独自商品で集客につなげた

ライフコーポレーションが8日発表した2024年3〜5月期の連結決算は純利益が前年同期比10%増の48億円だった。消費の二極化傾向が強まる中、健康志向のプライベートブランド(PB)商品が伸びた。野菜や肉などの値引き販売も奏功し客数、単価とも増えた。デジタルチラシの活用などで販管費の増加も抑えた。

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売上高に営業収入を加えた営業収益は5%増の2063億円だった。同期間としては過去最高を更新した。店舗数が9増えたほか、既存店売上高も3.1%増えた。値ごろ感のある商品を充実させる一方、健康志向の弁当などのPBや総菜といった付加価値のある独自商品で消費の二極化に対応し、客数は1.4%増えた。食品の値上げで1点あたりの単価が3%弱上がったことも売上高を押し上げた。

営業利益は9%増の69億円だった。農産品や畜産品の相場高で粗利率は前年同期から0.5ポイント悪化した。賃上げなどで人件費は7%増加したものの、デジタルチラシを活用して広告宣伝費など販管費の増加を抑制。売上高営業利益率は0.1ポイント改善した。

25年2月期通期の業績予想は据え置いた。営業収益は前期比5%増の8534億円、純利益は微増の170億円を見込む。

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