中小の金属加工業が販路拡大や生産性向上に向け、地域を超えて情報交換をする「同業種交流会」が8日、東京都中央区であった。都内と神奈川県内にある板金、旋盤、めっき加工業など計56社が参加した。

同業種交流会での面談に臨む参加企業の担当者ら=8日、東京都中央区で

 中小製造業の多い地域で営業する足立成和(足立区)、西武(中野区)、城南(品川区)の3信用金庫が各取引先を対象に開き、今回で4回目。互いの専門分野や技術を補完し合い、マッチングによる相乗効果を生み出してもらう狙いだ。  開会式で各信金の理事長があいさつした後、参加企業が面談に臨んだ。社長や担当者らが自社パンフレットや部品のサンプルなどを示し、得意分野や今後の方針をアピール。神奈川県綾瀬市の精密板金加工「馬場製作所」の岡村幸一さん(46)は「(面談した企業と)今後も意見交換しようという話になり、有意義だった」と手応えを感じていた。(砂本紅年) 

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