東北大学発の宇宙スタートアップ、ElevationSpace(エレベーションスペース、仙台市)と三井住友海上火災保険は8日、宇宙産業強化に関する包括連携協定を結んだと発表した。無人小型衛星などを開発するエレベーションスペースと宇宙旅行保険を開発している三井住友海上が宇宙業界への参入を検討する企業を対象に講演会などを実施する。

エレベーションスペースが開発する衛星(イメージ図)=同社提供

宇宙事業に関する講演会のほか、コンサルティングや両社のサービス提案などを全国で実施する。エレベーションスペースはデンソーやKDDIとの人的資本の交流やスタートアップ支援で連携していたが、包括連携協定を結ぶのは初という。

エレベーションスペースは2030年に運用が終了する国際宇宙ステーション(ISS)に代わり、打ち上げた衛星内で実験を行い大気圏に再突入させ実験物を回収するプラットフォームの構築を目指している。2027年ごろの商用化を計画している。

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