トーセイが5日発表した2023年12月〜24年5月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比23%増の100億円だった。物流施設や商業施設を開発して売却する不動産開発事業が好調で、利益を押し上げた。

売上高は9%増の576億円、営業利益は19%増の149億円だった。不動産再生事業や不動産ファンド・コンサルティング事業は減益だったものの、不動産開発事業で補った。

インバウンド(訪日外国人)の恩恵を受けたホテル事業のほか、不動産賃貸事業も伸びた。インバウンド需要取り込みのためホテル事業の拡大を検討するという。

24年11月期通期の業績見通しは据え置いた。純利益は前期比7%増の112億円を見込む。進捗率は約90%に達するが「必要に応じて見直す」としている。

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