災害支援に向け開発したアプリのアイデアを競った(5日、金沢市)

独シーメンスは5日、1月に発生した能登半島地震の復興支援に向けた事業アイデアを競う「ハッカソン」を金沢市内で開催した。シーメンスによるハッカソンが日本で開催されるのは初めてという。自然災害が多い日本において専門知識が不要なローコードを用いたアプリ開発を進め、今後の災害支援にもつなげたい考えだ。

参加者は「災害対策」「避難生活で役に立つ」「復興に貢献する」の3つからテーマを選び、プログラミング言語「Mendix」を用いて災害時に役立つアプリを提案した。

事前にローコードを使ったアプリを開発しておくことで、有事の際に一から作成するよりも10倍以上のスピードで実用化できるという。アイデアは今後の事業化にもつなげる方針だ。

ハッカソンには5チーム、約30人が参加した。アプリを通じた「アレルギーを持つ被災者への食事支援」や「避難所の救援物資の二重配布防止」など、各チームで考えたアイデアを資料やデモ動画を用いて発表した。

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