KDDIは19日、生成AI(人工知能)の開発に使う大規模計算基盤に今後4年間で1000億円規模を投じると発表した。経済産業省が約100億円を補助する。子会社化したELYZA(イライザ、東京・文京)と基盤を使って大規模言語モデル(LLM)を開発し、基盤はスタートアップや研究機関にも提供する。
計算基盤は24年中の稼働を目指す。KDDIは特定の業界や企業に特化したモデルの研究開発に力を入れ、生成AI事業を広げる。イライザは米メタが23年に公開したLLM「Llama(ラマ)2」をもとに、日本語性能に優れたLLMの開発に取り組んでいる。
GMOインターネットグループも同日、生成AI向けのクラウドサービスを12月をメドに始めると発表した。総額約100億円を投じ、米エヌビディアの最新の画像処理半導体(GPU)「H200」を搭載したGPUサーバーを構築する。経産省が19億円を助成する。
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