スズキはインドに社会起業家支援の会社を立ち上げた

スズキは4日、インドに子会社のネクストバーラトベンチャーズ(グジャラート州)を設立したと発表した。ベンチャーファンドを立ち上げ、農業や交通、金融など現地の社会課題の解決に取り組む起業家を支援する。

ファンドは4000万ドル(約65億円)規模で創設した。社会起業家への支援や投資を行う。ベンチャーキャピタルにも投資する。

スズキは1983年にインドで現地生産を開始し、乗用車のシェアは4割だ。シェア5割を確保するため、年間生産能力を2030年度までに現在の約1.7倍となる約400万台に増やす計画だ。

鈴木俊宏社長は、インドの人口約14億人のうち、車を利用できる層は約4億人しかいないと指摘した上で「ネクストバーラトの活動を通じて、残りの10億人とモビリティの分野を越えたつながりを築き、インドの更なる発展に貢献していく」とコメントした。

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