北越コーポレーションが6月27日に開いた株主総会で、香港のオアシス・マネジメントが提案した岸本晢夫社長の解任議案に対する賛成比率が38.17%だったことが4日、分かった。北越コーポが4日、関東財務局に出した臨時報告書に詳細を記載した。
オアシスは企業統治に懸念があるとして岸本社長の解任を提案した。北越コーポ株をグループ会社と合わせ約21%持つ大王海運(愛媛県四国中央市)がオアシスの提案に賛成すると表明した。可否が焦点だったが反対多数で否決された。
社長解任議案に賛成した議決権の数は62万1681個だった。北越コーポによるとオアシスと大王海運グループが直近で提出した変更報告書には保有議決権数が合計68万7538個と記載していた。北越コーポは4日、オアシスに記載内容についての説明を求めたと発表した。
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