二コアンドが監修したモデル住宅(3日、愛知県岡崎市)

アダストリアは3日、愛知県岡崎市でカジュアルアパレルブランド「ニコアンド」のモデル住宅を報道陣に公開した。愛知県を中心に住宅などの施工を手掛けるアーキテックス(岡崎市)が愛知県内の独占営業権を得て注文住宅を販売する。ニコアンドのファンとの接点を増やし、戸建て住宅の購入を検討する機会が少ない若者を呼び込む。

モデルハウスには二コアンドの家具や雑貨を展示している

モデル住宅は延べ床面積が約100平方メートルの3LDKで、ニコアンドで販売する家具や雑貨などを使う。価格は1棟あたり2500万円から3000万円程度を想定する。ニコアンドのブランドを好む20代から40代の男女を狙う。

アダストリアがニコアンドのモデル住宅を建てたのは千葉市、静岡県藤枝市に続き3軒目。同社は機能性のほか、植物を取り入れたりあえて余白を残したりする空間づくりをテーマにして住宅の監修を担ってきた。

アーキテックスの担当者は、「愛知県などを中心にさまざまな住まい方を提供したい」と説明する。

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