日銀金沢支店は3日、日銀の当座預金から現金を引き出す北陸の金融機関に対して、新紙幣を引き渡した。引き渡した現金の総額は542億円。通常は午前9時に紙幣の引き渡しを始めるが、3日は午前8時からに早めた。金融機関は受け取った現金を各支店などへ運び、新紙幣の取り扱いを始める。

引き渡し総額は542億円となった

金融機関は受け取った新紙幣をケースに詰めていった。紫色の帯に包まれているのは渋沢栄一が描かれた新1万円札で、青色の帯に包まれているのは北里柴三郎が描かれた新千円札。日銀金沢支店によれば、同日引き渡された542億円は年間を通じて引き渡し額が最も多い年末をはるかに上回る額という。

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