日銀大阪支店から各金融機関に運び出される新紙幣=3日午前、大阪市(代表撮影)

 新紙幣が発行された3日、日銀大阪支店(大阪市北区)には早朝から銀行や信用金庫の関係者が集まり、大量の新紙幣を受け取って各地の営業店やATMに運び出した。支払総額は、通常日の約6倍となる1650億円に上った。  日銀大阪支店は3日、営業開始を通常より1時間早い午前8時にした。千円、5千円、1万円の新紙幣をそれぞれ千枚ずつの束にし、10束まとめて包装。金融機関は日銀内に持つ当座預金口座からお金を引き出し、新紙幣の束を丁寧に数えながら現金輸送車に積み込んだ。  2004年11月の前回の新紙幣発行初日に比べると、支払額は7割程度の水準にとどまる。


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