国内の主な食品メーカー195社を対象にした帝国データバンクの調査で、7月、値上げされる食品は411品目となりました。

去年の同じ月と比べ(3595品目)88.6%の減少で、品目別では
▽輸入ワインやウイスキー、コーヒー製品など「酒類・飲料」が全体の半数近くに上るほか
▽原料のカカオ豆が高騰したチョコレート製品などの「菓子」や
▽「パン」などが主な対象となっています。

また、ことし1月から11月までの食品値上げは1万86品目となり、3年連続で1万品目を超える見通しとなったということです。

値上げの理由としては、「原材料高」や「物流費」などが依然として高い割合を占めますが
▽「円安」が29.8%と、去年の同じ時期より18.2ポイント上昇したほか
▽「人件費」も25.7%と16.9ポイント上昇しました。

調査会社では、食品値上げが加速したおととし半ばから去年前半の水準を超えて円安が進んでいることも重なり、輸入コストの上昇に伴う値上げが再び増えているとして、年内の食品値上げが最大で1万5000品目ほどに上ると見込んでいます。

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