長野京急カントリークラブは約160ヘクタールの広さで900メートル超の標高が特徴=京浜急行電鉄提供

シンガポールの不動産投資ファンド、ペイシャンス・キャピタル・グループ(PCG)は京浜急行電鉄と子会社の長野京急カントリークラブ(長野京急CC、長野市)から長野市のゴルフ場事業を取得する。PCGは長野県飯山市や新潟県妙高市でスキー場などを運営しており、将来的には妙高からの送客も計画する。

同ゴルフ場は京急が所有、長野京急CCが運営している。京急と長野京急CCから同ゴルフ場に関する事業を分割、PCGグループのペイシャンスゴルフクラブ(長野市)が事業を承継する。吸収分割は9月1日を予定し、ゴルフ場の名前も改める。譲渡額は非公開。

JR長野駅(長野市)から車で30分ほどの距離にあり、広さは160ヘクタールほど。京急によると、900メートル超の標高が特徴で会員や地元客を中心に幅広い層が利用している。2024年3月期の京急の同事業の営業収益は2億5900万円だった。

PCGとしてはゴルフ場の取得は初で「将来的にはその先の妙高エリアまで足を運んでいただきたい。妙高エリアの開発が進んだ際には、妙高からの送客も行いたい」(担当者)という。

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