ダイハツディーゼルは27日、大阪市内で定時株主総会を開き、社名を「ダイハツインフィニアース」とする定款変更議案が可決された。出席した株主の3分の2以上が賛成した。社名は創立記念日となる2025年5月2日に変更する。

総会では株主から、筆頭株主であるダイハツ工業が自動車の認証試験の不正問題に揺れるなかで「ダイハツ」を社名に残す意味を問う声が出た。会社側は欧州などの市場では「ダイハツ」は舶用エンジンとしてブランド力があるため維持したいと説明し、理解を求めた。

1907年に発動機製造という社名で創業し、66年にダイハツ工業と分離して現在の社名となった。脱炭素社会への移行をにらんで社名変更を検討し、4月に英語で「永遠」と「地球」を示す言葉を組み合わせた造語を取り入れたダイハツインフィニアースを新社名にすると発表していた。

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