米政府が中国から輸入する鉄鋼・アルミ製品への一部関税を3倍に引き上げる方針を示したことについて、中国外務省の林剣副報道局長は18日の記者会見で、「中国に対する貿易での保護主義的な措置を即刻停止することを求める」と批判した。

 米国が税率を引き上げるのは、通商法301条に基づき、中国の不公正な貿易慣行を理由として2018年から課す関税。トランプ前政権が始め、バイデン政権も枠組みを維持してきたものだ。

 林氏は中国が米国に対し、一貫して公平な競争を尊重し、世界貿易機関(WTO)の規則を守るよう求めてきたと主張。「中国側はあらゆる必要な措置をとるだろう」と述べ、実際に関税が引き上げられれば対抗措置をとることを示唆した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。