NCホールディングス(HD)は26日、大阪高検が準強制性交容疑で逮捕した元大阪地検検事正の弁護士、北川健太郎容疑者の社外取締役選任案を撤回すると発表した。同社は27日開催の定時株主総会に同容疑者を4人の監査等委員である取締役の1人として提案していた。同容疑者を削除する一方、他の3人に関する議決権行使は有効なものとして取り扱う。

27日に開く取締役会で撤回を正式決定する。北川容疑者は2021年11月からNCホールディングスの監査等委員である取締役を務めている。任期は27日の株主総会までで、同社は「長年検事として奉職されて法曹界への造詣が深く、また大所高所に立った公平な判断ができる方であることから、監査等委員である社外取締役としての職務を適切に遂行していただけるものと判断しております」として再任を提案していた。

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