大阪・関西万博で展示される実物大ガンダム像のジオラマ©創通・サンライズ

バンダイナムコホールディングスは26日、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)に出展を計画している同社のパビリオン近くに人気アニメ「機動戦士ガンダム」の実物大模型を展示すると発表した。横浜で3月末まで展示されていたガンダム像の部材を再活用する。実物大のガンダム像は現在、国内では東京都と福岡市の2カ所で展示されている。関西での展示は初めて。

展示されるガンダム像は高さ約17メートルで、片膝を立て片腕を上げたポーズ。2020年から24年3月末まで横浜市の施設「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」で展示されていた動く実物大ガンダム像の装甲部分を、頭部から足までほぼ再活用した。今回の展示では動くことはない。

同社は大阪・関西万博で「ガンダム」の世界観を表現したパビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」の出展を計画している。パビリオンの建物自体は内装を除いて24年7月の完成を予定しており、展示内容など詳細は今後発表する。パビリオンの公式サイトも26日に公開した。

同社でガンダムシリーズの知的財産(IP)戦略を手掛けるチーフガンダムオフィサー(CGO)で、BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ)の榊原博社長は「ファンの方と一緒につながりたい」と話し、ファンが参加する企画を打ち出すとした。

24年は「ガンダム」のテレビアニメ放映から45周年にあたり、大阪・関西万博に向けたイベントが各地で開催されている。SNS上でファンからメッセージを募集し、一部はパビリオン内で投影する。

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