「ポーランド風ミエロニィハンバーグ」は大使館のラブコールで実現した

松屋フーズは18日、牛丼チェーン「松屋」で「ポーランド風ミエロニィハンバーグ」を発売すると発表した。これまでに各国の郷土料理を期間限定で販売し、今回で9カ国・地域目。ジョージアの郷土料理「シュクメルリ」がヒットしたことで、大使館からのラブコールが相次いでる。

ミエロニィハンバーグは2月から1週間ほどテスト販売したところ、目標の1.5倍を売り上げた。全国販売の期間は23日から4週間前後で、目標販売数は80万食としている。価格はライス・みそ汁付きで830円。

2023年にポーランド大使館から「ポーランドの食文化を日本で広めたい」と松屋フーズに提案があり、商品開発を決めた。大使館職員も協力して味などの打ち合わせを重ねた。大使館から声がかかり、メニューを開発したのは今回が初めてだ。

「ミエロニィ」はポーランド語でひき肉のこと。日本のご飯に合うよう工夫したソースが特徴だ。牛肉、豚肉、鶏肉の3種の肉を使ってコクを引き出し、クリーミーなマッシュルームソースに。ご飯もメニューに合わせてバターライスにした。

松屋の各国料理とのコラボでヒットしたのが、20年に発売したジョージアのシュクメルリだ。SNSを通じて各国の大使館が郷土料理のメニュー導入を松屋に呼びかけるなど、第2のシュクメルリを狙う動きが激しくなっている。このうち、アルゼンチン料理はテスト販売を終え、リトアニアやオーストリアとはメニュー開発を始めたという。

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