記者会見場の前に展示された比亜迪(BYD)のEV「シール」=25日午前、東京都渋谷区

 中国のEV最大手、比亜迪(BYD)は25日、日本でセダンタイプのEV「シール」を発売した。欧米が中国製EVへの追加関税導入を打ち出すなど締め付けを強める中、日本への投入を3車種に拡大して市場の開拓を図る。中国などではプラグインハイブリッド車(PHV)のモデルも販売されているが、今回はEVのみを取り扱う。希望小売価格は528万円から。  シールは中国で2022年に発売され、国外での展開は23年8月から。41カ国・地域で、今月上旬までに23万台超(PHV含む)を販売した。  BYDは既にSUV「ATTO 3」と小型車「ドルフィン」の2車種を日本市場に投入している。


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