エザルミアは審査期間が短縮される「先駆け審査指定制度」の対象

第一三共は24日、抗がん剤「エザルミア」の日本での製造販売に関する一部変更承認を厚生労働省から取得したと発表した。血液がんで、再発または難治性の末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)が適応症に加わる。第一三共はエザルミアについて第3段階の臨床試験(治験)を計画しており、さらに海外での薬事承認も視野に入れる。

エザルミアは2019年に厚生労働省から審査期間が短縮される「先駆け審査指定制度」の対象に指定されていた。PTCLは多剤併用の化学療法が一般的だが、改善が見られなかった場合などに有効な手立てがなかった。2次治療の選択肢として期待できるという。

エザルミアは再発または難治性の成人T細胞白血病リンパ腫で、22年に製造販売承認された。今回の一部変更承認は2つ目の適応症となる。

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