武田薬品工業は大腸がん治療薬について欧州で承認を取得した

武田薬品工業は24日、成人の転移性大腸がん治療薬「フルキンチニブ」について欧州委員会(EC)から承認を取得したと発表した。治療歴があり、他の治療法が効かなかった患者を対象とする。

フルキンチニブは中国バイオ企業のハッチメッドが開発した抗がん剤。同社が中国で販売しており、武田薬品は他地域での販売権を取得していた。米食品医薬品局(FDA)からは23年11月に承認を取得している。日本でも23年9月に申請した。

食生活の変化などで、大腸がんの患者数は男女ともに増えている。武田薬品によると大腸がんの患者数は、22年には世界で190万人以上が新たに診断され、90万人以上の死亡が報告された。

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