ファミリーマートは25日から従来より2割増量した「クリスピーチキン」を発売する(24日、東京都港区)

ファミリーマートは24日、鶏肉を使ったチキン総菜「クリスピーチキン」を25日から刷新して発売すると発表した。価格は178円に据え置いたまま、従来から重量を約2割増やす。衣の小麦粉などの配合を調整し、サクサクとした食感を高めた。物価高で節約志向が高まる中、消費者に値ごろ感を訴求し購入増につなげる。

改良した「クリスピーチキン プレーン」と、新商品で数量と販売店舗限定の「梅しそ味」を25日に発売する。クリスピーチキンは2021年3月に発売し、24年5月までの累計で約1億8千万個を販売したファストフードの主力品の一つ。増量で販売数を伸ばし、1店舗当たりのファストフード商品の売上高構成比を約2割まで引き上げることを目指す。

食感も改良した。従来は調理から時間が経過すると、衣の食感が損なわれていた。新商品では鶏肉に衣を付ける専用の機械を導入したほか、小麦粉などの衣の配合を変更。これまでよりもサクサクとした食感に仕上げた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。