明治安田生命保険は21日、新宿支社(東京)に所属していた営業職員の女性(80)が、1994年から2021年までの間、顧客の保険料など計約1億3千万円を着服していたと発表した。被害にあったのは計5世帯10人で、被害の大半は同社と女性で弁済したという。女性は既に退職している。
顧客が保険を担保に保険会社からお金を借りられる制度を悪用し、自身の口座に入金するなどしていた。女性は20年に退職した後も職員と偽り、着服を続けていた。同社の調査に対し、金銭は生活費に使ったと話しているという。
21年に顧客から契約内容に関する申し出があった際に発覚した。
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