厚生労働省は21日、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」の利用を促進するため、医療機関に支給する支援金を現在の最大20万円から、40万円に倍増すると決めた。社会保障審議会の部会に案を示し、了承された。現行の健康保険証の12月廃止を見据え、低迷するマイナ保険証の利用率を引き上げる狙い。

 支援金は、マイナ保険証の利用者の増加状況に応じて医療機関ごとに金額が決まり、患者に利用を呼びかけることなどが支給の条件。病院に対しては現在の最大20万円を、40万円に増やす。診療所と薬局は現在の最大10万円を20万円とする。

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