三菱UFJフィナンシャル・グループの
▽三菱UFJ銀行と
▽三菱UFJモルガン・スタンレー証券
それに
▽モルガン・スタンレーMUFG証券が
顧客企業の非公開情報を無断で共有していたなどとして、証券取引等監視委員会は今月14日、3社に行政処分を行うよう金融庁に勧告しました。
これを受けて金融庁が処分内容を検討した結果、3社に対し金融商品取引法にもとづいて業務改善命令を出す方針を固めました。
また三菱UFJ銀行と親会社の三菱UFJフィナンシャル・グループに対しては銀行法にもとづき原因などについて報告を求める方針です。
金融商品取引法は、同じグループの銀行と証券会社の間での情報共有を制限する「ファイアーウォール規制」を設けていますが、証券取引等監視委員会の調査で3社は、2021年から去年にかけて、顧客企業の同意を得ずに企業の経営戦略に関わる非公開情報などをあわせて13回共有していたことがわかっています。
金融庁は3社に対して来週にも業務改善命令を出し経営管理態勢やガバナンスを改善するよう求めることにしています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。