刷新するシステムバスは床や壁の素材に石や木など自然をモチーフにしたデザインを取り入れる(発売時のイメージ)

TOTOは戸建て住宅向け高級システムバスを6年ぶりに刷新して8月21日に発売すると発表した。水栓と照明などの操作性やデザイン性を高める。約300万円からと高価格帯の商品になる。50〜60代の子育てを終えた家族層を主な顧客に想定し、住宅の改修需要を狙う。

希望小売価格は組み立て費を除いて税込み295万5000円から。浴槽は体を支える面を増やして安定する形にし、体の関節にかかる負担を軽減した。浴槽や床、壁の素材に石や木といった自然をモチーフにしたデザインの柄や色を追加した。

浴室の照明は6種類に切り替えられる。朝日や夕日をイメージした光のほか、炎の揺らぎを演出するモードも用意した。こうした照明などで入浴時によりリラックスしたいとの利用者の需要に応える。

水栓の開閉や水流・温度、照明や音響などの調整は浴室内に複数あるパネルでの操作に集約した。浴室をすっきりとさせてデザイン性などを高めた。

システムバスとしては高級な部類に入る。シティーホテルのような感覚で入浴を楽しみたい人に訴求していくという。26年で年約1万8000台を当面の販売目標に掲げる。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。