JX金属は銅精錬などを主力事業とし、タツタ電線との相乗効果の強化を目指す

JX金属は20日、持ち分法適用会社のタツタ電線へのTOB(株式公開買い付け)を21日から実施すると発表した。当初は2023年のTOB開始を見込んでいたが、中国の競争当局による審査のために開始が遅れていた。タツタ電線は銅関連部材で高いシェアがある。銅精錬などを行うJX金属は同社を完全子会社化して相乗効果を強める。

中国当局での審査が終えたことなどを20日までに確認した。タツタ電線は株主にTOBへの応募を推奨した。買い付け価格は1株あたり720円。タツタ電線株の20日の終値は757円だった。JX金属はタツタ電線の株式を約37%持つ。TOBは株式の29.86%を買い付けの下限としつつも、上限を設けておらず完全子会社化を目指している。

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