バックミラー大手の村上開明堂の株価が19日、一時前日比10.28%(485円)高の5200円まで急騰した。前日に英ファンドのニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NAVF)などによる大量保有が明らかになり、収益拡大の思惑から買いが集中した。

19日終値は4935円だった。NAVFなどが関東財務局に届け出た大量保有報告書によると、保有目的は経営の助言や重要提案行為。共同保有者を含めた持ち分は計5.29%になった。

NAVFは「財務の健全性や市場での地位が株価に反映されていない。株式価値を高めるための方法を話し合うことを目的とし、経営陣に対して対話を要求する場合がある」とする。経営陣の選任や自社株買いなどを提案する可能性がある。

NAVFを巡っては、直近で文化シヤッター株や中古車販売のグッドスピード株を買い増したことも分かっている。

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