Jパワーや四国電力などが出資する土佐発電所は2025年3月末に廃止する

Jパワーや四国電力などは19日、土佐発電所(高知市)を2025年3月末で廃止すると発表した。出力は16.7万キロワットで、四国電力管内に電力を供給している。石炭価格の高止まりが続くなか、二酸化炭素(CO2)の排出量が多い非効率な石炭火力を閉鎖する。

同発電所は2005年に運転を始め、Jパワーのほか、四国電力と太平洋セメントも出資している。従業員は各社の別拠点に異動する。休止した分は他の発電所から補うため、電力需給への影響はないという。敷地は太平洋セメントが所有しており、跡地の活用方法は未定とした。

経済産業省は2030年度までに非効率な石炭火力を段階的に休廃止する方針を掲げており、土佐発電所も対象となっていた。

Jパワーは石炭火力発電で国内2位で、電源構成の4割を占めている。単独で保有する発電所については、30年度までに3基を廃止、2基を廃止か休止にする計画だ。

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