観光地域づくり法人の四国ツーリズム創造機構(高松市)は18日、2024年度の事業計画を発表した。専門知識を持つツアーガイドを育成してインバウンド(訪日外国人)向けの「アドベンチャートラベル」の普及促進に取り組む。開幕まで300日を切った25年の国際博覧会(大阪・関西万博)に向けてはメディアを通じた欧米向けの旅行前プロモーション事業を強化する。

2024年度の事業計画を発表する四国ツーリズム創造機構の半井真司代表理事

アドベンチャートラベルは自然や文化、アクティビティーのプログラムを組み合わせた体験型旅行。旅行単価が高く、同機構は自然豊かな四国の強みを生かしたインバウンド事業として力を入れている。

ツアーガイドは各地の歴史や文化について説明するための専門知識、川下りやサイクリングなどを楽しむ参加者の安全管理能力が必要だ。現状で対応できるガイドは四国全体で20人ほどにとどまる。研修や資格取得支援を通じて人数を増やし、受け入れ環境を整える。

大阪・関西万博に向けては欧米などからの来場者に対するPR活動を展開する。英国に設置している情報発信拠点や海外メディアを通じて四国の認知度向上に取り組む。同機構の半井真司代表理事は会見で「旅前プロモーションが大変重要な年になる」と意気込みを語った。

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