燃料やグランドハンドリング人材の不足で国際線の運航が中止となる事例がでてきた(4月、新千歳空港の国際線出発ロビー)

北海道によると、航空機燃料不足の影響を受け新千歳空港の国際線定期便の冬ダイヤや夏ダイヤなどで週14往復が運航中止になった。旭川空港と帯広空港で7〜8月に予定していた国際チャーター便についても、それぞれ週2往復の運航を断念した。

道内7空港を運営する北海道エアポート(HAP、北海道千歳市)や東アジア、東南アジアなどの航空会社に対して、道が1〜5月の間に実施した聞き取りで明らかになった。鈴木直道知事は18日の記者会見で「地域経済、観光振興の観点から重要な課題。HAPや自治体、知事会と連携し国に働きかけていきたい」と述べた。

空港での地上業務を担うグランドハンドリング人材の不足分を含めると、新千歳空港では国際線の定期便が週56往復、チャーター便では計55往復が運航できなかった。旭川、帯広、釧路空港でも合計で約50往復のチャーター便が運航を見合わせた。

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