大井川流域の自治体などに対する説明会について報道陣に取材に応じるJR東海の永長執行役員(17日、静岡県庁)

JR東海は17日、岐阜県でのリニア中央新幹線の工事現場近くで起きた井戸などの水位低下を受けて、静岡県の大井川流域の自治体などに説明会を開いた。岐阜での対応のほか、山梨県側からのボーリング(掘削)調査の方法も改めて説明した。参加者からは観測データに変化があれば早めに報告してほしいなどの意見が出たという。

JR東海の丹羽俊介社長は5日に静岡県の鈴木康友知事と面会した際、流域の不安払拭のために説明の場を設けたいと話していた。説明会は県庁で開かれ、流域自治体や利水企業などの担当者が参加した。説明会後、JR東海の永長隆昭執行役員は記者団の取材に「実務上の意見を忌憚(きたん)なく聞け有意義だった」と話した。

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