朝日インテックは17日、2024年6月期から配当方針を変更し、連結配当性向35%をメドとすると発表した。従来は30%をメドとしていた。設備投資や在庫増加が一巡したことを受け、配当を手厚くし株主還元を拡充する。

配当性向の引き上げを踏まえ、今期の年間配当は従来見通しの16円43銭より「増額が見込まれる」という。決算確定前のため具体的な額は示さず、据え置きとした。

朝日インテックはカテーテル(医療用細管)など医療器具の販売が伸び、24年6月期は増収増益を見込む。研究開発拠点や海外工場の設立など、活発な設備投資を続けてきた。今後は主な設備投資の一服が見込まれるため、本業で稼いだ現金を配当に回す部分を拡充する。

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