宮城県内の酒蔵が七夕をイメージした日本酒と、どぶろくを共同で造った(17日、仙台市)

宮城県内にある7つの酒蔵は17日、共同で造る日本酒「DATE SEVEN(ダテセブン)」ブランドから初のどぶろくを売り出すと仙台市内で発表した。若者や女性など新たな愛飲者を開拓する。今年の新酒として、七夕をイメージした2種類の日本酒も発売する。

どぶろくは東京駅構内の商業施設グランスタにある「東京駅酒造場」で、今年のリーダー役を務める勝山酒造(仙台市)と墨廼江酒造(石巻市)が仕込んだ。とろみを生かし、飲みやすく仕上げている。アルコール度数は7%。300ミリリットル入りで、21日から1430円で販売する予定だ。

勝山酒造の伊沢平輝氏は「料理との相性もよい自信作だ。日本酒が苦手な人も飲んでほしい」と話している。

日本酒の「彦星ボトル」はきめ細かな酸味とキレが特徴。「織姫ボトル」は洋ナシを連想させるような甘味が持ち味だ。7蔵の名前を記した短冊や7本の竹など「7」にまつわる隠し絵が入ったボトルデザインにしている。

兵庫県産の山田錦を、精米歩合45%の純米大吟醸に仕上げた。720ミリリットル入りで税別価格は2700円。専用ウェブサイトなどで21日から予約を受け付ける。

ダテセブンは7つの酒蔵が洗米や麹(こうじ)造りなどの工程を分担して酒を造る取り組みで、2015年に始まった。

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