E・Jホールディングス傘下の建設コンサルタント、エイト日本技術開発(岡山市)は海外事業を強化する。6月1日付けでビジネスデザイン室を新設した。2020年に設立したタイ現地法人の経営管理指導も担い、アジアでのインフラ関連事業を開拓する。

ビジネスデザイン室は社長直轄で、3人体制でスタートした。新規事業の企画や立ち上げのスピードを早めることをめざす。

タイ現地法人は独自案件の発掘や現地企業との提携を目的にしていたが、新型コロナウイルス禍の移動制限もあり十分な成果があがっていなかった。同室が指導することでテコ入れをはかる。

エイト日本技術開発が主力とする国内インフラのコンサル事業は、修繕ニーズが高まる一方で大型案件は出にくい。長大橋やトンネル、大規模道路などの新規事業をアジアで獲得、技術伝承につなげる狙いもある。

E・Jホールディングスグループは長期ビジョンで30年の海外売上高を全体の10%にまで引き上げる目標を掲げている。

【関連記事】

  • ・岡山・真鍋島、鳥獣駆除にAI・ドローン 実証で離島モデル
  • ・E・Jホールディングス、現場動画を遠隔確認 DX室新設
  • ・エイト日本技術開発社長に金氏

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。