参加企業のブースに学生たちが集まった(12日、東京都港区)

転職支援サイト運営のウォンテッドリーは12日、インターンシップに参加したい学生と企業をマッチングさせるイベントを東京都内で開いた。採用の早期化で就職活動に不安を持つ学生と、学生優位の「売り手市場」の中で人材確保に取り組む企業を結びつける。双方を支援してサイトの登録や利用につなげる。

学生約30人と、スタートアップなど10社が参加した。企業が事業やインターンシップの内容を説明し、学生は興味を持った企業のブースに足を運んだ。ブースでは学生と年齢の近い企業の担当者が、就活の悩み相談も受け付けた。参加学生の半数が就職活動を控える大学3年生で、低学年の学生も参加した。

都内の美術系の大学に通う2年生の女子学生は、「学生のうちにデザインの実務経験を学べるインターン先を探している」と話した。別の学生からは「周りから取り残されたくない。とにかく情報が欲しくて参加した」との声も聞かれた。

ウォンテッドリーの担当者は「低学年のうちから学生と接点を持ちたい企業も多く、今回のイベントは企業と学生双方にメリットがある」と話す。同社は今後、転職活動をする社会人向けにも企業とマッチングするイベントを予定する。

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