トヨタ自動車は、同社の豊田章男会長が主要なグループ企業の株主総会には出席しない予定だと明らかにした。主要な17社全ての総会へ出席する意向を表明していたが、見送ることとした。ダイハツ工業や豊田自動織機などグループ企業で不正問題が相次いだことから株主として経営を監督する目的だったが、総会の場は適さないと判断した。
トヨタは、豊田会長が「株主総会は株主との年に1度の対話の場であり、自身が出ることで変化点が起きることが得策ではない」と判断したとしている。今回、株主総会への出席は見送るものの、グループ各社とのコミュニケーションは進めるとしている。豊田自動織機の11日の総会にも出席していなかった。デンソーなど自身が取締役を務める企業の株主総会には出席する。
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