ビール大手4社は12日、5月のビール類(ビール、発泡酒、第三のビール)の販売実績を発表した。キリンビールなどの推計によると、市場全体の販売数量は前年同月比1%増で2カ月連続のプラス。ゴールデンウイーク(GW)後半が好天だったことなどが寄与し、業務用が2%増となった。

酒類別では、ビールが12%増、発泡酒は6%増、第三のビールは18%減だった。

メーカー別では、キリンビールが数量ベースで、2%増。4月に発売した「晴れ風」が好調だったことに加え、主力の「一番搾り」は広告活動強化などで家庭用、業務用ともに堅調だった。サッポロビールも5%増。主力の「黒ラベル」は体験施設でのブランド認知浸透が貢献した。サントリーは横ばいだったが、「サントリー生ビール」が45%増で、特に業務用が大きく伸長した。

金額ベースで公表するアサヒビールは1%減だった。

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