第一交通産業は、北九州市内で建設中の20階建て分譲マンションに顔認証システムを導入する。入居者がスマートフォンのアプリで顔を登録すれば、エントランスや宅配ボックス、フィットネスルームなど6カ所の共用部が解錠できる。同社は今後、分譲マンションへの顔認証システムの導入を専有部も含めて検討していくという。

システム開発のDXYZ(ディクシーズ、東京・新宿)の顔認証システム「FreeiD(フリード)」を使う。同システムの導入決定は九州の分譲マンションで初めてという。

マンションは北九州市のJR黒崎駅に近い「グランドパレス黒崎マークスタワー」で、2026年2月に完成する予定だ。139戸を数期に分けて分譲する予定で、現在は50戸が成約済み。1戸2500万〜5000万円を中心価格帯とし、1次取得の家族向けから住み替えまでを対象としているという。

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