北京市内の市場に並ぶ豚肉=5月(共同)

 【北京共同】中国国家統計局が12日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0.3%上昇した。伸び率は4月から横ばいだった。4カ月連続でプラスとなったが、不動産不況による国内需要の低迷で物価が上がりにくい状況が続いている。

 品目別に見ると、中国の食卓に欠かせない豚肉は4.6%上昇した。旅行は4.2%上がった。自動車などの乗り物は4.7%下がり、下落幅が拡大した。自動車業界は供給過多で値下げ競争が激しくなっている。

 変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは0.6%上昇した。伸び率は4月より0.1ポイント縮小した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。