経済産業省は11日、浮体式洋上風力発電の導入拡大に向けた実証事業に関し、候補海域の中から「秋田県南部沖」と「愛知県田原市・豊橋市沖」を選び、事業者を決めたと発表した。秋田は丸紅子会社、愛知は中部電力子会社を中心に構成する企業連合を公募でそれぞれ選んだ。2030年度までの運転開始を目指す。  秋田では風車を2基設置し、出力はそれぞれ15メガワット超を想定する。東北電力や関西電力子会社などが加わる。愛知では風車1基で出力15メガワット超を見込み、ほかに日立造船や商船三井などが参画する。  政府の「グリーンイノベーション基金」で約850億円を支援し、基本設計などを実施し、発電を始める。


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