富士フイルムBIは横浜市の新拠点から複合機の省エネ技術などを発信する

事務機大手の富士フイルムビジネスイノベーション(BI、旧富士ゼロックス)は11日、環境技術の発信拠点を横浜市西区で開いた。消費電力を抑える事務機などの情報発信を担う中核拠点と位置づける。顧客や地域の小中学生などの来場を見込む。

新拠点名は「グリーンパークフループ」で、みなとみらいエリアに位置する事業所内の1フロアを転用した。プリンターに使われる環境技術などの展示が見られるほか、パズルなどを通じて、リサイクルの流れが学習できる体験型の要素も取り入れた。

取引先向けのショールームやカフェも併設する。入場料は無料だが、カフェ以外の施設の利用には予約が必要だ。

脱炭素の流れが広がるなか、環境対応は事務機の大きな競争軸になりつつある。リアルの展示や体験を通じて、自社製品の価値訴求につなげシェア拡大を図る。

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