オリックスは使用済みのパネルを再販する

オリックスは17日、中古の太陽光パネルの販売を4月中に始めると発表した。自然災害による被害を受けたり、発電所そのものを閉鎖したりして使わなくなったパネルを検査して買い取り、自社グループ内の発電所などに販売する。再利用できないパネルはリサイクルして金属などを回収する。

パネルの回収や検査はオリックス環境(東京・港)が担う。まずは年間5000枚のパネルの再利用を目指し、グループが運営する発電所や外部の事業者に販売する。再利用できないパネルはフレーム部分のアルミや表面のガラスなどを取り出す。

日本は2012年度の固定価格買い取り制度(FIT)導入を契機に、ゴルフ場の跡地などで大規模な太陽光発電所の開発が急ピッチで進んだ。経済産業省によると20年に約3000トンだったパネルの廃棄量は36年には約17万〜28万トン規模に増え、使用済みパネルを取引する市場が伸びる見通しだ。

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