伊藤忠商事は米国で自動運転トラックを手がけるスタートアップ企業に出資した

伊藤忠商事は11日、自動運転車による物流サービスを展開する米スタートアップ、ガティック社(カリフォルニア州)に出資したと発表した。出資比率や投資額は非開示。伊藤忠が自動運転関連事業に出資するのは初めて。自動運転の技術革新が進むなか、運転手不足などから同事業の成長性が見込めると判断した。

ガティックは自動運転のトラックを使った法人向けの物流サービスを米国で提供している。自動運転のソフトウエアや車両設計、試験評価などのノウハウをもつ。特定の条件でシステムに全ての操作を任せる自動運転の「レベル4」についても、高速道路や一般道路での商用運行に成功している。

いすゞ自動車も5月、ガティックに3000万ドル(約47億円)を出資した。自動運転での物流に適した車体を共同で開発し、2028年3月期中の量産を目指す。

伊藤忠は歴史的にいすゞとの関係が深く、米国や日本などでいすゞのトラック販売やリースなどの事業を手がけている。

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