日本三大瓦の一つ、島根県の石州瓦を生産する3社が11日、経営統合することで基本合意したと発表した。経営資源を集約して製造・営業体制を強化する。12月末の統合をめざす。瓦使用量の減少傾向が続くなか、石州瓦の存続と関連産業を含めた雇用維持を狙う。

統合するのは丸惣(江津市)と石央セラミックス協同組合(大田市)、シバオ(同)の3社。石央セラミックス協組は丸惣の100%子会社。丸惣とシバオで石州瓦のシェア9割超を占める。島根県の丸山達也知事は同日、「石州瓦産業全体の発展や雇用維持のため経営統合の動きを注視し、必要な対応を検討する」とコメントした。

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