包括連携協定を結んだ神戸市の久元喜造市長㊧とアース製薬の川端克宜社長(10日、神戸市役所)

神戸市とアース製薬は10日、自然共生社会の実現や防災など5項目に関する包括連携協定を締結した。虫の危険性や正しい虫よけの方法を学ぶ「虫ケアステーション」を市内の2つの公園に設置するほか、飲料や衛生用品などを提供できる防災備蓄型の自動販売機を置く。

アース製薬が自治体とこうした協定を交わすのは神戸市が18例目で、過去には大阪府や兵庫県などと結んでいる。アース製薬の川端克宜社長は「神戸のように自然が豊かな大都市は国内にありそうでない。これまで連携を結んだ自治体でのいい事例をどんどん提供して新たな一歩を踏み出したい」と話した。

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