洋菓子のモロゾフが10日発表した2024年2〜4月期の連結決算は、純利益が前年同期比15%増の5億円だった。乳製品やカカオなどの原材料価格が上昇したものの、バレンタインデー関連商品の販売が堅調だったうえ、値上げも寄与した。焼き菓子の製造過程で自動化を進めるなどコスト圧縮も進めた。
売上高は6%増の93億円だった。焼き菓子専門店の新規出店が貢献したほか、前年同期は鶏卵不足で販売を制限していたカスタードプリンなども堅調だった。喫茶・レストラン事業もショッピングモールへの人流が増えたことで好調だった。
25年1月期通期の業績予想は据え置いた。純利益は前期比21%減の13億5000万円、売上高は1%増の353億円になる見通しだ。
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