財務省が10日発表した4月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支が2兆505億円の黒字だった。輸出から輸入を差し引いた貿易収支の赤字幅は広がったものの、海外投資の利子や配当からなる第1次所得収支の黒字幅が拡大したことなどが寄与した。
輸出は前年同月比2.4％増の8兆4282億円、輸入は8.5％増の9兆897億円。貿易赤字は6615億円となった。輸出は自動車や半導体等製造装置などが増加。輸入は原油や航空機などが増えた。
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