トヨタホームは7日、愛知県みよし市で、全戸がエネルギー消費が実質ゼロになる住宅「ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)」とした分譲住宅地を報道公開した。共用の小型モビリティーを用意したほか、無線給電の実証事業など新技術の活用も計画する。
住宅地は「トヨタホーム・ザ・フォレスト・アベニュー」の名称で、9月下旬からの入居を予定する。2027年までに全75戸を分譲し、中心価格帯は8000万円台を想定する。
全戸を建売住宅とし、太陽光発電や蓄電池、災害用の貯水タンクを備える。共用施設にはトヨタ自動車の電動小型モビリティー「C+walk(シーウォーク)」も備えて住民の移動手段として活用する。
共用施設には豊田合成の無線給電製品も備え、技術の実証をする。数メートル先の電子機器にワイヤレス給電する新技術で、米オシア社と20年から共同開発を進めている。「人が暮らす環境下では国内初展示」(同社)といい、体験者の声を製品開発に生かす。
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